ペリシテについての神のことば

出演者
羽鳥頼和
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min

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アップロード日
2020.11.18
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[旧約聖書] エレミヤ書 章
[新約聖書] ローマ人への手紙 2章9~11節
放送日
2020.11.18

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 世の光の時間です。お聴きくださりありがとうございます。羽鳥頼和です。今週は、旧約聖書のエレミヤ書からお話ししています。聖書の舞台となっている地域を、今はパレスチナということがあります。このパレスチナの語源となったのが、聖書に出てくるペリシテ人であると言われています。
 旧約聖書の時代にあって、近隣の民族と比べても高度な文化を持っていました。旧約聖書 エレミヤ書の47章には、そのペリシテ人に対しての神の言葉が記されています。そこにはペリシテ人が、カフトル島からやってきたのではないかと思われる記述があります。カフトルは、今のクレタではないかと言われています。
 このようにあります。「まことに主は、ペリシテ人を、カフトルの島の残りの者を破滅させる。」神が、このようなことを語られたのは、ファラオがガザを打つ前であったことが記されています。
 これは紀元前609年、エジプトのファラオ・ネコが、ハランに遠征した時のことだろうと考えられます。実際に、その後の紀元前604年には、ペリシテがバビロンの王ネブカドネザルに反抗したために略奪を受け、住民がバビロンに捕囚されたことがわかっています。エレミヤはそのことを預言したのです。
 続いて聖書は、主が剣に命じられたのだ。ペリシテ人の都市とその地に、剣が向けられたのだと語って、この歴史的出来事が神によることであることを語っています。ペリシテ人は、海を渡る航海術にたけ、高度な文化を持っていました。その地域に名前を残すほどの民族でした。しかし、彼らがまことの神を信じないで、異教の神を拝み続けたために、神は彼らをさばかれました。聖書の神は、今も全世界の神です。全世界の主権を持っているお方です。そして国を、人を、正しくさばくお方です。
 新約聖書のローマ人への手紙 2章9節~11節にこのようにあります。 
「悪を行うすべての者の上には、ユダヤ人をはじめギリシア人にも、苦難と苦悩が下り、善を行うすべての者には、ユダヤ人をはじめギリシア人にも、栄光と誉れと平和が与えられます。神にはえこひいきがないからです。」

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