心くじく

出演者
板倉邦雄
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min

もっと詳しく見る

アップロード日
2020.10.30
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] 使徒の働き 21章
[新約聖書] マタイの福音書 16章23節
放送日
2020.10.30

いいね登録

     登録数:0

いいねリストを見る

 世の光の時間です。いかがお過ごしですか、板倉邦雄です。今日は「心をくじく」という題でお話ししましょう。使徒の働き21章です。
 さてパウロ一行は、シリヤのツロの港から出航して、プトレマイスに到着しました。そこで一泊して翌日、陸路でカイサリアに着きました。そこには、サマリア伝道とガザでエチオピアの高官に伝道した、伝道者ピリポの家がありました。一行は、ピリポの家に泊まりました。ピリポには、結婚前の四人の娘たちがいて、神様に仕えていました。
 幾日か伝道者ピリポの家に滞在している間に、アガボという名の預言者がユダヤから下ってきました。そしてピリポの家にやってきたのです。パウロを見ると突然、パウロの帯を取りその帯で自分の手足を縛りはじめました。そしてアガボはこう言ったのです。「聖霊が私にお告げになっています。『この帯の持ち主を、ユダヤ人たちがエルサレムでこのように縛って、異邦人の手に渡すであろう。』」
 パウロの同行者たちはこれを聞いて、信徒たちと一緒になって「パウロ先生お願いです。後生ですから、エルサレムには上らないで下さい。お願いします。」と願い続けました。そのときパウロは答えました。「あなたがたは、泣いたり、わめいたり、わたしの心をくじいたりして、いったい、どうしようとするのか。わたしは、主イエスの名のためなら、エルサレムで縛られるだけではなく、死ぬことをも覚悟しているのです。」
 パウロが勧告を聞き入れてくれないので、「主のみこころが行われますように」と言っただけで、それ以上、何も言わなかったのです。
 私たちも、自分に与えられた志が、周りの人たちに反対されたら心がくじけてしまいます。それでも、将来に困難が予想され待っていたとしても、私たちは自分に与えられ、確信している志に向かっていかなければならないときがあります。
 イエス様も、苦難と十字架への道を歩もうとされたときです。弟子たちの猛烈な反対を受けました。そのとき弟子のペテロにこう言ったのです。
「下がれ、サタン。あなたは、わたしをつまずかせるものだ。あなたは神のことを思わないで、人のことを思っている。」マタイの福音書 16章23節

コメント

番組に対するコメントはまだありません。ぜひ感想をお願いいたします。

コメントを投稿する

お問い合わせ