ひざまづいて祈る

出演者
板倉邦雄
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 不安や恐れを感じているとき

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アップロード日
2020.10.29
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] 使徒の働き 21章
[新約聖書] ローマ人への手紙 12章12節
放送日
2020.10.29

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 世の光の時間です。いかがお過ごしですか、板倉邦雄です。
 キリスト信徒の特徴の一つは、みんなで祈るということではないでしょうか。もちろん一人で祈りますが、一緒に祈るというのが特徴です。使徒の働き20章から21章に入ります。ここに、キリスト信徒がひざまずいて祈る姿が描かれています。
 さて、パウロの惜別の説教が終りました。パウロはエペソ教会の長老たち一同と共に、ひざまずいて祈りました。祈りの途中、パウロも長老たちも、そして同行者のルカやテモテたちも涙が出てきました。3年間の親しい交わりをした者たちが別れるというのは、悲しくもまた寂しいものです。特に、パウロ先生が二度と自分の顔を見ることはあるまいなどというものですから、余計、心を痛めてしまいました。
 それから一行は、ミレトの港を船出しから、コスに直航し、翌日はロドス島を経由、ルキヤのパタラ港へ到着しました。そこからシリヤ行きの船に乗り換え出帆したのです。
 左手にクプロ島が見え、島を通り過ぎ、シリヤのツロの港に入港しました。一行は、キリスト信徒たちを探し出しました。信徒たちは聖霊の示しを受けて、エルサレムには上って行かないようにと、しきりにパウロに注意しました。
 しかし七日間の滞在期間が終わったとき、パウロ一行は、また旅立つことになりました。ツロの信徒たちは皆、妻や子どもたちを引き連れて、町はずれまでパウロ一行を見送ってくれました。港近くの海岸まで来ると、ともに海岸にひざまずいて祈り、互いに別れを告げたのです。
 私が学生だったときに、先輩のキリスト信徒から言われました。「板倉君、祈りは万事を益にするから、旅行のために一度、就職のためには二度、結婚のために三度、皆に祈ってもらいなさい。」
 神への祈りは、私たちの人生の旅路を守り、支え、導いてくださるのです。祈りは、私たちと神様の交流の道具なのです。聖書の言葉です。「望みを抱いて喜び、苦難に耐え、ひたすら祈りなさい。」ローマ人への手紙12章12節

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