主がお入用なのです

出演者
岩井基雄
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 不安や恐れを感じているとき

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アップロード日
2020.10.09
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] マルコの福音書 11章3節
放送日
2020.10.09

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 世の光の時間です。お元気ですか、岩井基雄です。今日も、マルコの福音書から学び、キリストの愛の招きをいっしょに考えましょう。
 聖書は、キリストが神の御子であり、旧約聖書が語る、救い主メシアであると語っています。当時の人々はメシアが来ると、神の国イスラエルが再興され、旧約時代のダビデやソロモンの王の時のような栄光があらわされると信じていました。ローマ帝国が、イスラエルを支配していたキリストの時代、人々はローマを打ち倒す王を待っていたのです。
 キリストの弟子たちも、同様の期待を持ち、キリストがいつエルサレムに入り、ローマを打ち倒す準備をするか待っていました。しかしキリストの心は、まったく別のところにあったです。キリストは、真の神の国を建て上げるためにこの地上に来られ、人々に、罪の赦しと永遠のいのちを与えるために、まっすぐに十字架の苦しみへと向かっていたからです。それをあらわすためにキリストは、平和の象徴であるろばに乗ってエルサレムに入城なさいます。
 人々が期待していたのは、軍馬に乗るメシアだったことでしょう。しかしキリストは、人を誰も乗せたことのない、小さなろばの子を選ばれました。初めて乗せた人が、救い主キリストであったとはなんと光栄なろばでしょうか。
 「そのロバを連れて来なさい」と、キリストが弟子たちに命じたとき、キリストはこう言いました。「もしだれかが、『なぜそんなことをするのか』と言ったら、『主がお入り用なのです。すぐに、またここにお返しします』と言いなさい。」新約聖書マルコの福音書 11章3節
 この「主がお入り用なのです」という言葉で、ろばの所有者も許可をしました。それは、すべての主権は神様にあるということも示していたのです。
 キリストはあなたにも語ります。「主がお入り用なのです」と。あなたも子ろばのように、力の弱い小さな存在かもしれません。しかしキリストは、あなたを必要としているのです。そしてキリストを共に、へりくだって歩み、真の神の国を建てあげるために、一緒に歩んで欲しいと願っていらっしゃるのです。あなたも神の前にへりくだり、キリストの招きに応えていきませんか。イエス・キリストと共に歩む人生は、この祝福と恵みと愛に満ちあふれているのです。

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