まことの光への招き

出演者
岩井基雄
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 不安や恐れを感じているとき

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アップロード日
2020.10.07
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[旧約聖書] 出エジプト記 10章23節
放送日
2020.10.07

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 世の光の時間です。お元気ですか、岩井基雄です。今日も、旧約聖書のモーセの生涯から学んでみましょう。昨日は聖書が語る神様が、エジプトをさばかれた時の神の招きを考えました。
 エジプトに対する神のさばきは全部で十ありますが、今日は七~九番目です。先の六つのさばきによって、すべてに主権を持つ神様の業がみごとにあらわされ、エジプトが偶像視していたものに、神のさばきが下ったのです。
 第七のさばきは、未経験の規模の雷と雹でした。天候をつかさどる神々に、豊作を祈っていたエジプトの農作物が大打撃を受けたのです。このさばきは、災害が先に予告され警告されていました。それを聞き入れたエジプト人は、被害に合わなかったのです。半信半疑でも、神の言葉に従ったものは守られました。神の言葉を聞かなかったエジプトの王は、「今度は私が間違っていた。主が正しく、私と私の民が悪かった。」と告白します。しかし、災いが去ると、また心をかたくなにしたのです。
 第八のさばきはイナゴの大群でした。先のさばきを免れた農作物も、想像を絶する大軍の前にはひとたまりもありませんでした。エジプトでは、この飛ぶイナゴは、偶像視され、礼拝の対象でした。しかしそのイナゴが、大切な農作物を食べ尽くしたのです。エジプトの王は、「どうか今、もう一度だけ私の罪を見逃してくれ。おまえたちの神、主に、こんな死だけは取り去ってくれるよう祈ってくれ。」と語ります。そこで神は、強い風でその大軍を追い払われましたが、王はまたもや心をかたくなにしたのです。
 第九のさばきは暗闇でした。それは人の交わりを完全に遮断する暗黒でした。聖書は、そのさばきについてこう語ります。「人々は三日間、互いに見ることも、自分のいる場所から立つこともできなかった。しかし、イスラエルの子らのすべてには、住んでいる所に光があった。」旧約聖書 出エジプト記 10章23節
 光が失われたエジプトでしたが、神の民のところには光があったのです。なんというあわれみでしょうか。神の民も、愚かさを抱えたままでした。しかし神は、民をあわれみ、光を与え、導き続けられたのです。闇やさばきは、エジプトに対するまことの光への招きだったのです。あなたも招かれているのです。

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