主権者て?ある神の招き

出演者
岩井基雄
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min

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アップロード日
2020.10.06
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[旧約聖書] 出エジプト記 9章14,16節
放送日
2020.10.06

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 世の時間です。お変わりありませんか、岩井基雄です。今日は旧約聖書のモーセの生涯から学びましょう。
 聖書が語る神様は、異教に満ちたエジプトを、十の不思議な業でさばきました。その最初は、エジプトの命であるナイル川が血に変わり、次には、そこから偶像でもあったカエルが大量に這い出し、エジプトを苦しめ、三つ目には、ブヨという害虫によるさばきでした。それらは、エジプトとその偶像に対する神のさばきでもあったのです。そしてこの三つ目以降は、エジプトで魔術を行う呪法師たちも行うことができない、まさに神の業でした。
 今日学ぶ三つも、神のさばきの業です。第四のさばきは、「はえ」とも訳される、あぶという昆虫の害でした。次々に命が誕生するように見える昆虫は、偶像視されたのです。しかし、あぶによってエジプトは荒れ果ててしまいました。
 第五のさばきは疫病でした。その疫病は、エジプトが偶像視した、牛を含む家畜たちに害を与えたのです。しかし神の民イスラエルの地は守られ、あぶも疫病も襲わなかったのです。
 第六のさばきは腫物でした。かまどのすすによって、人や家畜に害を与える膿の出る腫れ物となりました。エジプトの呪法師たちは、それを除くどころか、自分たちもその腫物に侵され、モーセの前に出ることもできなかったのです。
 聖書が語る神様の圧倒的な業が、この三つのさばきによって示されました。しかし、モーセの祈りによって問題が解決すると、エジプトの王は、なおも心をかたくなにし、奴隷状態としていた神の民イスラエルを開放しなかったのです。
 神はモーセを通して王にこう語りました。「今度、わたしは、あなた自身とあなたの家臣と民に、わたしのすべての災害を送る。わたしのような者が地のどこにもいないことを、あなたが知るようになるためである。わたしの力をあなたに示すため、そうして、わたしの名を全地に知らしめるためである。」旧約聖書 出エジプト記 9章14節、16節
 あらゆる出来事の背後に、すべてに主権を持つ神様の御手がありました。そしてすべてが、真実な神様を知るための招きであり、神のみ業が世界にあらわされるためでした。私たちも心からへりくだって、主権者である神様のもとにいきたいと思います。あなたも神様に愛され招かれているのです。

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