朝明けのよろこひ?

出演者
関根弘興
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 不安や恐れを感じているとき
  • 眠れないとき

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アップロード日
2020.10.02
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[旧約聖書] 詩篇 30篇4節
放送日
2020.10.02

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 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか、関根弘興です。今日は、旧約聖書の詩篇30篇4節の言葉を最初に紹介しましょう。
「夕暮れには涙が宿っても 朝明けには喜びの叫びがある。」これは、イスラエルの国を統一したダビデが、大きな病であったか、または死の危険に見舞われるという、そんな経験を通して記した言葉です。人が、自分の一生を全うしていくとき、順調なときもあれば、逆境のときもありますね。何が起こるかわからないのが人生です。
 私たちは、自分にとってあって欲しくないもの、無くなって欲しいもの、そのようなものに、時には助けられて生きているという事実があるのではないかと思います。考えてみれば、誰もが苦悩がなくなればいいと思いますよね。でもそうすると、すぐに自分の限界を忘れて調子にのってしまうことも多々ありますね。
 ダビデは、この詩篇の中でこんな言葉を記しています。「私が栄えたときに、私はこう言った。『私は決してゆるがされない。』」ダビデは、自分の人生が順調にいってる時には自信に溢れていました。成功、地位、名誉を手にして、私が揺るがされるはずがないと自負していたのです。
 しかし人生に、突然の困難な出来事が襲ってきました。彼はもう、私は神様から見放されてしまったのではないか、そんな思いを持ったのです。しかしそのとき彼は、真剣に心を開き、神様に祈り叫ぶものとなっていきました。ダビデは、逆境の中で、改めて神様の助けが必要であることを自覚していったのです。
 聖書が教えている神様は、この世界を造られ、永遠の存在者であり、何もない無から有を生み出すことのできる神様です。この方に向かって私たちは叫び求めていくのです。神様は、私たちの叫びにどのように答えて下さるでしょう。苦難の中で、神様に向かって叫び祈り求めていったダビデは、夕暮れがあっても、必ず朝が来る。涙が宿ってもそのあとに喜びの叫びがあると、うなずくことができたのです。私たちも同じように、「夕暮れには涙が宿っても 朝明けには喜びの叫びがある」と告白し、歩んでいきたいものですね。

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