惜別の言葉 その一

出演者
板倉邦雄
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min

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アップロード日
2020.09.29
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] 使徒の働き 20章
放送日
2020.09.29

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 世の光の時間です。いかがお過ごしですか、板倉邦雄です。今日は「惜別の言葉 その一」という題でお話ししましょう。使徒の働き20章の続きです。
 さてパウロは、ミレトスの港町から40キロ北にあるエペソの教会に遣いをやって、教会の長老たちを呼び寄せました。そして、パウロのところに長老たちが集まったとき、パウロは彼らに最後の別れの言葉を語りました。
  「長老の皆さん、わたしが、小アジアの地に足を踏み入れた最初の日以来、ユダヤ人の陰謀によってわたしの身に及んだ数々の試練の中にあって、主イエスに仕えてきました。」
 約二年間におよぶ、エペソ伝道を振り返っています。エペソ教会の長老たちは、伝道者パウロが、苦難や悲しみ、試練の中で、謙遜に主イエスさまに仕えてきたかよく知っていました。続けてパウロはこう語ります。「また、あなたがたの益になることは、すべてあますところなく話して聞かせ、教え、ユダヤ人にもギリシャ人にも、神に対する悔い改めと、わたしたちの主イエスに対する信仰とを、強く勧めてきたのです。」
 そうしたパウロの宣教の中心点は二つです。一つは、神に対する悔い改め。二つ目は、主イエス・キリストに対する信仰でした。
 神に対する悔い改めとは、神に対し、その理性において、自分の罪や過ちを認めること。そして心から謝罪し、意志において生き方をを変えると決心することです。悔い改めとは、ひとことで言いますと、心と生活のお掃除と言っていいでしょうか。
 次に、主イエスに対する信仰です。神のひとり子である主イエス様が、私たちの罪のために十字架で身代わりに、罪の刑罰を受けて下さったのです。私たちの罪を、ご自分の命をもって償い、罪の奴隷から私たちを買い戻し、身請けしてくださり、自由にして下さったのです。そのことを信じることです。
 家をきれいにするだけでは家を保つことはできません。誰が住むかということがもっと大切です。私たちは神に対して悔い改め、主イエス様を信じて、イエス様に住んでいただくことが大事なことです。

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