ルカの福音書29-賛美歌を歌い

出演者
大嶋重徳
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min

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アップロード日
2020.08.20
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] ルカの福音書 章
放送日
2020.08.20

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「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか、大嶋重徳です。ルカ福音書を順番に読んでいます。羊飼いが、マリアとヨセフの夫婦のところにやって来て、天使が野原で、自分たちに告げたことを伝えました。すると、「マリアは、これらのことをすべて心に納めて、思いを巡らしていた。」とあります。
 「心に納め、思いを巡らす」ために、いくつかの有効なことがあります。一つは「書き留める」ということです。聖書のことばを読んで思いを巡らす。そして、教えられたことを書くのです。
 三つの問いをもつと良いでしょう。
 一つ目は、「聖書が何を語っているのか」という「観察」
 二つ目、「今の自分にこのみことばはどんな意味を持つのだろうか」という「解釈」
 そして、さらに思いを巡らす三つ目、「今の自分はこのみことばを読んで、どのような決断・行動を取るべきだろうか」という「適用」
 それらのことを、短くでもいいです、「書き留める」のです。
 さらに、場所を決めることです。ある人は、会社の駐車場ですぐに車を降りずに15分間聖書を読み、祈る。学校に向かう電車の中での時間も良いでしょう。トイレやお風呂の中に聖書を置いている人もいます。朝起きて、布団の上でLINEやメールのチェックをする前に聖書アプリを必ず開いて、聖書を読んでから一日を始める人もいます。
 しかし、なかなか気持ちが付いてこない人もいるでしょう。そのような時に助けになるのが、賛美の歌を歌うことです。ルカ福音書の冒頭には、いくつもの賛美の歌が記されています。「わがたましいよ、主をほめたたえよ。」自分が歌えないときであっても、たましいに語りかけるのです。「賛美せよ。心を主に向けよ。」神のことばが入るための準備をするのです。
 私にとって、この1年は人生における大転換点となる期間でした。20年にわたる学生伝道を終えようとし、埼玉県川口市の一つの教会の牧師となる、人生の大きな節目を迎えました。今、朝に教会の鍵を開け、会堂に座り、聖書を読み、静かに思いを巡らします。自分の人生に起こっていることを、心に一つ一つ納めていくのです。そして、その一つ一つを思い巡らす時間を持ちます。そして、牧師室に入って考えます。「あのことの意味は何だったんだろうか。あの時の、あの人の表情はどんな意味があったんだろうか」と思いを巡らすのです。そして、お一人お一人の方の顔を思い浮かべてお祈りをする。そして、「今、この教会に語られていることは何なんだろうか」、教会のために祈るのです。今日の、ラジオの前におられる皆さんのためにも祈っています。

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