ローマへ

出演者
板倉邦雄
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min

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アップロード日
2020.08.18
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] 使徒の働き 19章
放送日
2020.08.18

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「世の光」の時間です。いかがお過ごしですか、板倉邦雄です。今日は、「ローマへ」という題でお話ししましょう。使徒の働き19章の続きです。
 さて、二年間のエペソでの伝道の終わり頃でした。パウロは、聖霊の導きを強く感じるようになっていました。第二回伝道旅行で巡回した。マケドニア地方のピリピ教会、テサロニケ教会を訪問したい。また、アカヤ地方のコリント教会を訪問してから、エルサレムへ行く決心を固めていました。そして、仲間の人々にこう言ったのです。「私はエルサレムへ帰った後、ぜひローマを見なければならない。」
 「ローマを見る」とは、ローマ帝国の都ローマで、主イエス様の福音を伝えたいのです。神の国の福音を伝え、ローマの人々が、ローマ市民だけではなく、神の国の市民になって欲しいのです。そのために、ローマを見なければならないと、パウロは宣言したのです。それはまさに、伝道者パウロにとっての夢でした。そのパウロの夢は、このエペソ伝道の、第三回の伝道旅行の三年後に現実となります。その夢の実現に向かい、パウロは今しなくてはならないことに、全力を尽くしました。それは、マケドニアとアカヤの教会を再訪問するために、自分に仕えているテモテとエラストの二人を、まずマケドニアに送り出し、準備させ、パウロ自身はなおしばらく、小アジアのエペソに留まることでした。今、目の前にあることに、忠実に全力で取り組まなければ、自分の夢も実現しなかったのです。
 私の大好きな伝道者パウロのことばを紹介します。
 「あなたがたのうちに働きかけて、その願いを起させ、かつ実現に至らせるのは神であって、それは神のよしとされるところだからである。」ピリピ人への手紙2章13節
 私たちの心に働きかけて、志や願いや夢を起こさせるのは神様です。そして、その志や願いを実現に至らせるのも神様です。そして神は、それを良しとしてくださるのです。パウロが聖霊に感じて、「私はローマを見なければならない」と言ったパウロの志は、聖霊なる神の働きだったことがわかるのです。

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