ルカの福音書28-ぜひ礼拝へ

出演者
大嶋重徳
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 疲れているとき

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アップロード日
2020.08.13
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] ルカの福音書 章
放送日
2020.08.13

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「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか、大嶋重徳です。ルカ福音書を順番に読んでいます。
 羊飼いが、マリアとヨセフの夫婦のところにやって来て、天使が野原で自分たちに告げたことを伝えました。すると、「マリアは、これらのことをすべて心に納めて、思いを巡らしていた。」とあります。
 教会の礼拝もまた、心に納め、思いを巡らす時間です。怒涛の一週間を過ごしながら、私たちは神様の前に出てきます。しかし、体は疲れている。一向に語られている神のことばが心に納まってこない、思いは巡らないということがあるでしょう。
 私は「世の光」のほかに「WTP」というインターネットラジオの番組をしていますが、そこに「礼拝中、どうしても寝てしまうんですが、どうしたらいいでしょうか?」という質問がきました。実は、私はかつて説教で「礼拝中に寝る恵み」という話をしたことがあります。
 使徒の働きには「ユテコさん」という、礼拝中に窓際から落ちて死んでしまう人の話が出てきます。しかし彼は、その後、生き返るという奇跡にあずかるのです。この話は一体私たちに何を教えているのでしょうか、「礼拝中に寝るかもしれないから、窓際は気をつけろ」ということではありません。ユテコは、奴隷であったのではないかと言われます。いわゆる、鎖に繋がれているような奴隷ではなく、自分の時間を持つこともできる奴隷でした。彼はへとへとになりながら仕事をし、それでも彼は、自分の時間になるわずかな時間を、礼拝をするためにやってきたのです。すると人がいっぱいで、窓際の端っこしか座ることができなかった。そして、労働の厳しさから彼は礼拝中に眠る。そして落ちる。しかし生き返るんです。いのちを得る。
 私たちは「礼拝に来ないといけない」というのではなく、礼拝でこそいのちを得るのです。礼拝でこそ、日々忙しく働いている人生にいのちが生まれるのです。へとへとに疲れている毎日の中で、礼拝で立ち止まるのです。
 自分にとって一番大切にすべきものは何なのだろうか。自分にとって一番良いもの知ってくださる神様の前で問いかけるのです。自分の考えを神様の考えに合わせに行くのです。すると、間違っていた自分の歩み、的を外していた自分の生活、言わなくて良いこと言ってしまった過去の一週間、それらの自分が礼拝で死んで、よみがえる。
 結論を言うならば、「寝るなら礼拝でこそ寝て欲しい」ということです。ある牧師は、「神のことばは毛穴から入る」という名言も言いました。そうやって神のことばを心に納め、自分の人生を思い巡らす。ぜひ教会の礼拝にいらしてください。

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