会堂から講堂へ

出演者
板倉邦雄
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min

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アップロード日
2020.08.04
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] 使徒の働き 章
[新約聖書] ペテロの手紙第一 2章11節
放送日
2020.08.04

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「世の光」の時間です。いかがお過ごしですか、板倉邦雄です。今日は「会堂から講堂へ」という題でお話ししましょう。使徒の働き19章の続きです。
 さて、パウロは、いつものように安息日になりますとユダヤ人の会堂に入り、三カ月の間、大胆に「神の国」について論じ、神への悔い改めと主イエス・キリストを信じるように勧めました。
 「神の国」とは、神の民が神の場所で神の支配と祝福を受ける世界ではないでしょうか。イエス様のこの地上での人々への最初の勧めのことばは、「時は満ちた、神の国は近づいた。悔い改めて福音を信じなさい。」でした。神の民となり、神の支配と祝福にあずかるには、「悔い改め」と「信仰」だったのです。このことは、神の選民とされたユダヤ人たちにとって、小さな頃から教えられてきたことでした。ところが、心を頑なにして、神の国の支配と祝福を受け入れようとはしませんでした。むしろ会堂に集まった会衆の前で、神の国の福音について、あしざまにけなしたりしたのです。
 そこでパウロは、イエス様を信じ受け入れた信徒たちを引き連れて、反対者や妨害者たちから離れ、ティラノにある講堂に集会場を移転しました。その講堂は、誰もが使用できる集会所のようでした。パウロはそこを伝道の拠点として、二年間、働きを続けたのです。エペソ周辺の小アジアの人々は、ユダヤ人もギリシャ人も、皆、主イエスのことばを聞きました。
 私も、二十六歳で開拓伝道をしましたので、集会所の問題は伝道する上で大きな課題でした。反対者や妨害者から離れながら、5回移動したことになります。私たちの人生はある意味で、この世では旅人であり、寄留者ではないでしょうか。ですから荷物は少なくし、また無用な争いはなるべく避けて、大事な人々を守りながら、あるいは家族を守りながら歩んで行きたいものですね。
 聖書のことばです。「あなたがたは旅人、寄留者なのですから、たましいに戦いを挑む肉の欲を避けなさい。」ペテロの第一の手紙2章11節

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