主に信頼する平安

出演者
岩井基雄
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • 不安や恐れを感じているとき

もっと詳しく見る

アップロード日
2020.08.03
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[旧約聖書] 詩篇 116篇10、13?19節
放送日
2020.08.03

いいね登録

     登録数:0

いいねリストを見る

「世の光」の時間です。お変わりありませんか、岩井基雄です。第一月曜日の今日は、詩篇116篇の後半から「主に信頼する平安」に心を留めてみましょう。
 この詩篇は、死の不安や絶望的な苦悩から救い出された作者の感謝の歌です。詩人の苦しみの原因は、重い病気だったようです。作者は、その病の中にあって、神様への祈りを忘れていませんでした。そして、その祈りの中でも、自分の心の内にある恐れや不安を隠しません。そして、その痛みの中から、彼は神様に向かうのです。死の現実と向き合う中で、彼は目を神様に向けました。今日の詩篇をお読みします。
 「まことに私は語ります。私は大いに苦しんでいました。私は救いの杯を掲げ 主の御名を呼び求めます。私は自分の誓いを主に果たします。御民すべての目の前で。主の聖徒たちの死は 主の目に尊い。ああ 主よ 私はまことにあなたのしもべです。」旧約聖書 詩篇116篇10節、13節?16節
 死の恐怖が自分を襲う中、作者は神様を呼び求め、受け取った救いの喜びを表し、自分の誓いを果たすと宣言しています。その背後には、神様の主権にすべてを委ねた平安が描かれています。自分が神様のしもべに過ぎないことを告白し、神様の御手に自分の存在、死の現実をも含めすべて委ねたのです。
 主の聖徒たちの死は 主の目に尊い。それは物事を見る作者の視点が「自分」からではなく、「神様」からの視点に移ったということを示しています。彼は、神様が愚かな者をきよめて聖徒とし、価値のない者を尊い者としてくださった、その主である神様の深い恵みを感謝しているのです。作者はこう続けます。
 「私はあなたに感謝のいけにえを献げ 主の御名を呼び求めます。私は自分の誓いを主に果たします。御民すべての目の前で。主の家の大庭で。エルサレムよ あなたのただ中で。 ハレルヤ。」詩篇 116篇17節?19節
 重い病から癒された感謝とともに、神様に自らの人生を委ね、神への誓いを、誠実に果たす決意と賛美の勝利がうたわれています。私たちも、正直に、悲しみも苦しみも神様に申し上げ、そして、すべてを委ね、明け渡す勝利と平安を受け取り続けていきたいと願っています。

コメント

番組に対するコメントはまだありません。ぜひ感想をお願いいたします。

コメントを投稿する

お問い合わせ