第三回伝道旅行

出演者
板倉邦雄
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min

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アップロード日
2020.07.21
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] 使徒の働き 18章
放送日
2020.07.21

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「世の光」の時間です。いかがお過ごしですか、板倉邦雄です。
 使徒の働き18章の後半から、突然、パウロの第3回の伝道旅行が始まります。紀元54年?57年の3年間になります。出発はいつものように、シリアのアンティオキア教会からです。陸路を通って、第1回、第2回の伝道旅行地を訪れました。そして、フリギア地方を歴訪して、第3回の伝道旅行の目的地、小アジアの首都エペソに来たのです。
 さてその頃、エジプト地中海沿岸アレキサンドリア生まれで、聖書に精通し、とても雄弁なアポロというユダヤ人がエペソにやってきたのです。アポロは、主なる神の道に通じていて、霊に燃えて、イエスのことを詳しく語ったり教えたりしていました。しかし、ヨハネのバプテスマしか知らなかったのです。ということは、水による洗礼による悔い改めのことは知っていましたが、イエス様を信じる信仰による、聖霊によるバプテスマ(洗礼)のことは知らなかったということでしょう。
 安息日ごとに、アポロの説教や旧約聖書からの教えを聞いたプリスキラとアキラ夫妻は、かつてパウロ先生から聞いた、さらに深くて詳しい神の計画の道を、アポロに解説してあげました。すなわち、神に対する悔い改めと主イエス・キリストに対する信仰です。
 どんなに聖書の事を知っていても、どんなに雄弁に説教しても、どんなに教えることができても、どんなに霊魂が燃え情熱的であっても、それだけでは人々のたましいを救い、天国に導くことはできません。アキラとプリスキラ夫婦のような、聖書全体を理解したキリスト信徒によって、アポロのような伝道者が整えられ、神の働きのために用いられていくのです。キリスト教会の指導者も、実は信徒たちによって成長していくのですね。
 その後アポロは、エペソ教会を後にして、アカイア地方のコリント教会に行きました。イエスがキリスト、救い主であることを旧約聖書に基づいて語ります。信者には大いに力となり、反対者は論破されていきました。
 旧約聖書は、主なる神への悔い改めと、救い主イエス・キリストへの信仰に満ちた神のことばです。新旧約聖書に基づいて、アキラとプリスキラ夫婦のように証してまいりましょう。

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