イエス様の祈り

出演者
関根弘興
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min

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アップロード日
2020.07.03
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] ヨハネの福音書 17章
放送日
2020.07.03

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「世の光」の時間です。お元気でお過ごしでしょうか、関根弘興です。
イエス様が逮捕される直前のことですが、イエス様は弟子たちの足を洗い、 最後の晩餐の時を持たれました。そして動揺している弟子たちに、「心を騒がせ てはなりません。神を信じ、またわたしを信じなさい」と言われ、「世にあって は苦難があります。しかし、勇気を出しなさい。私はすでに世に勝ちました」 と、力強い励ましのことばをお語りになりました。
そしてイエス様は、祈り始められたんです。ヨハネの福音書の 17 章には、最 も長いイエス様の祈りが記されています。その祈りの中でイエス様は、「真理に よって彼らを聖別してください。あなたのみことばは真理です。」と祈られたの です。これはどのような意味なんでしょう。
聖書の中には「きよめ別つ」とか、「聖別する」とか、「聖とする」というこ とばがよく出てきます。これは「汚れているものをきれいにする」という意味 もありますけれども、「専用品として取り分ける」「区別する」という意味があ るんですね。
人でも物でも、神様のために取り分けられるとき、「聖別」という言葉が使わ れます。言葉を変えるならば、「一般用から、神様用に用途変更する」というこ となんですね。ですからイエス様が「彼らをきよめわかって下さい」と祈られ たのは、「彼らを神様、あなたの専用品として用いてください」という祈りなん です。
しかしイエス様はこうも言われました。「わたしがこの世のものでないように、 彼らもこの世のものではありません」と。
つまり、弟子たちはこの世のものではなく、神様の御用のために聖別されて いる、区別されている、「既に用途変更済みだよ」と言われているんですね。物 の価値というのは、誰に所有されているかによって変わりますね。愛と真実な 神様に、一人ひとりの生涯が握られ、用いられているとするなら、なんと光栄 なことでしょう。
主を信頼する一人ひとりに対しても、実はこの祈りは祈られています。この 世から聖別されるとは、特別な場所に移るとか、特別な宗教生活に入るという ことではありません。この世と、まったく関わりを持たずに生きていくという ことではありません。あなたの存在そのものが、神様の栄光を現すものとして 用途変更され、生きていくものとされていくのです。
「真理によって彼らを聖別してください。あなたのみことばは真理です」つ まり、聖書のことばによって、私たちは神様のために用いられる者とされてい くんですね。

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