ルカの福音書 21-『さがし当てる』ことができる

出演者
大嶋重徳
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min

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アップロード日
2020.06.25
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] ルカの福音書 章
放送日
2020.06.25

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「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか、大嶋重徳です。
ルカ福音書を順番に読んでいます。天使たちの知らせを聞いて、羊飼いたち は言います。「さあ、ベツレヘムに行って、主が私たちに知らせてくださったこ の出来事を見て来よう。」
今まで安息日も守らない、神様にも関心がなかった羊飼いたちが立ち上がり ました。「これは、主が私たちに知らせてくださった知らせだ。自分たちのもの だ。この私に語られたことばだ!」と受け止めたのです。
さあベツレヘムへ行って、羊飼いが救い主に向かって走り始めました。「そし て急いで行って、マリアとヨセフと、飼葉桶に寝ているみどりごを捜し当てた。」 とあります。ここに「捜し当てた」と簡単に記されていますが、飼葉桶など当 時のベツレヘムの家のどこにでもあります。この時代に携帯電話や LINE があ るわけではありません。彼らは相当の時間をかけて捜したんです。
「あっちかな・・・違う、違う」「こっちはどうだろう」「なんだ羊飼い、入 ってくるな!」と言われながらも捜したんです。きっと彼らの中には、「もう帰 ろう、疲れた」という羊飼いもいたかもしれません。
この羊飼いの姿から、「信仰」ということを考えるときに、この「捜し当てた」 ということばは、大切だなと思います。神様を知るときに、必ず人は迷うし、 悩むし、捜すんです。天使たちも、羊飼いたちの前に救い主をもう連れてきて くれたら、話はもっと早く済んだんですね。
しかし神様は、私たちが救い主を捜す時間を軽んじてはおられません。いや、 むしろ大切にしておられると思います。神を信じる時には、「もう無理だ・・・」 「もうやめよう・・・」と思うことがあるんですね。しかし、救い主はいるか、 いないか、わからない神ではない、確かにこの地上に生まれた神なんです。そ してあなたが今日、「主が私に知らせてくださった」と神様の事を捜し始めると き、そこに、捜し当てることのできる神にあなたは必ず出会います。
あなたはどうしてこのラジオを聴くようになったんでしょうか。たまたま、 今朝だけこのチャンネルにあったのでしょうか。もしそうであったとしても、 今日が捜し始める最初の日になるでしょう。聴き続けて下さっている方にとっ て、あなたの捜し当てたという日が今日であって欲しいと思います。
イエス・キリストは、あなたが今日救い主を受け入れ、信じる祈りをすると きに、神があなたに救いをもたらして下さるのです。捜し当てることのできる 神と、あなたが今日、出会う日となりますように。そのようにお祈りをいたしております。

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