日々、聖書を調べる

出演者
板倉邦雄
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min

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アップロード日
2020.05.19
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] 使徒の働き 17章
放送日
2020.05.19

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「世の光」の時間です。いかがお過ごしですか、板倉邦雄です。今日は「日々、 聖書を調べる」という題でお話ししましょう。
使徒の働きで言われている「聖書」は、「旧約聖書」のことです。当時、旧約 聖書はヘブル語からギリシャ語に訳されていましたので、ヨーロッパのマケド ニアでも読まれていました。旧約聖書は、信仰と生活の唯一の基準となってい たからです。使徒の働き 17 章です。
さて、パウロとシラスは夜のうちにテサロニケでの暴動騒ぎの中、約八十キ ロ離れたベレアの町で信徒たちによって送り出されました。二人はベレアに到 着すると、直ちにユダヤ人の会堂に行きました。ここにいるユダヤ人たちは、 テサロニケの人々よりも素直でした。パウロの語る聖書からの教えを心から受 け入れたのです。それだけではなく、パウロの語る教えがはたして旧約聖書に 基づいているかどうかを知ろうとして、日々、聖書を読み調べていました。
私たちキリスト信徒は日々聖書を通読しています。「ポンフゥ信者にはなる な!」とよく言われました。日曜日になると、埃のたまった聖書を「ポンッ」 とたたいて、「フゥ」と埃を落として教会の礼拝に来る信徒になってはいけない ということです。
私たちは何のために日々聖書を読み調べるのでしょうか。一つは自分の信仰 と生活の糧としたり、人生の指針にするためです。「人はパンだけで生きるもの ではなく、神の口から出る一つ一つのことばによって生きるもの」だからです。
そしてもう一つは、教会や集会で語られ、教えられていることが、本当に聖 書に基づいたものなのかどうかをチェックするためでもあるのです。鵜呑みに してはいけないのです。
ところが、テサロニケのユダヤ人たちは、パウロがベレアの町でも神のこと ばを伝えているのを知って、ベレアにも押し掛けてきたのです。そして民衆を 扇動して騒動を引き起こしました。人の妬みというものはまさに地獄の炎なの ですね。
そこでベレアの信徒たちは直ちにパウロ送り出し、海辺の港町まで連れて行 きました。同行者のシラスとテモテはベレアに居残りになったのです。パウロ を案内した人たちは、ギリシャの都アテネまで同行し、連れて行きました。パ ウロはシラスとテモテとに、なるべく早くアテネに来るようにと案内人に伝え たのです。続く。

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