神殿の玄関に立てられた二本の柱

出演者
羽鳥頼和
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min

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アップロード日
2020.05.09
カテゴリ
人物・人生
放送日
2020.05.09

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「世の光」の時間です。お聴きくださりありがとうございます。羽鳥頼和で す。
教会の隣に十五階建てのマンションが建つことになりました。二年かけて今 年の十二月に完成の予定です。その工事には様々な作業があり、その作業ごと に専門の職人が日本のあちらこちらから来て仕事をしています。ソロモンが神 殿を建てるときも、外国のツロから職人たちが来ました。今日はそのことにつ いて語られている、列王記第一の 7 章からお話しします。
ソロモンは青銅の細工職人のヒラムをツロから呼び寄せました。ヒラムは、 神殿の玄関前の広場に自立した二本の柱を作りました。柱はそれぞれ高さおよ そ 8 メートル。柱の周囲はおよそ 5 メートル。柱の頭である柱頭は、高さおよ そ 2 メートルもありました。
そこには、ざくろや百合の花などの細工が施されていました。ヒラムは、そ の二本の柱に「ヤキン」と「ボアズ」という名前を付けました。ヤキンという のは「彼は設立する」、ボアズは「力を持って」という意味がありました。この 彼とは、誰のことでしょうか。柱に名前を付けたのがヒラムですから、「彼」と はソロモンのことであると考えられます。ヒラムは、ソロモンが神殿を建てて、 その王権を確立したというような意味を込めたのかもしれません。
それでは、ソロモン自身は、神殿建設のことをどう思っていたのでしょうか。 この後に行われた神殿の奉献式の中のソロモンの祈りを聞くと、神殿建設に関 するソロモンの思いを知ることができます。ソロモンは神に祈って言いました。
「私はあなたの宮を建てました。そして次に、あなたは私を王として立てて くださり、私が神殿を建てると約束して下さいました。神よ、今日あなたはそ れを成し遂げて下さいました。」
ソロモンは神のために神殿を立てました。そして神は、約束通りにソロモン に神殿を建てさせて下さったのです。人が神に仕えようとするなら、神はその 人に素晴らしい働きを成し遂げさせて下さるのです。

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