信じるということ 4-神があなたに願うこと

出演者
大嶋重徳
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • イースター

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アップロード日
2020.04.23
カテゴリ
人物・人生
放送日
2020.04.23

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「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか、大嶋重徳です。今月は、 イエス・キリストの復活されたイースターを過ごしています。
ヨハネ福音書には、イエス・キリストの復活を信じないというトマスという 人が出てきます。トマスは、「私は、その手に釘の跡を見、私の指を釘のところ に差し入れ、また私の手をそのわきに差し入れてみなければ、決して信じませ ん」と言った人でした。復活されたイエス様は、「信じない」と言ったトマスの 前に現れて、十字架に釘打たれた時の手を差し出して、トマスに言われました。
「あなたの指をここにつけて、わたしの手を見なさい。手を伸ばして、わた しのわきに差し入れなさい。信じない者にならないで、信じる者になりなさい。」
これは、信じられないトマスへの皮肉なのでしょうか。そうではないと思い ます。もしイエス様が皮肉を言うのであれば、「信じない」とトマスが言った瞬 間に現れて、皮肉を言われたでしょう。イエス様は、本当にトマスが手を入れ ようとしたら、入れさせて下さったと思います。
「トマス、あなたが信じるようになるためならば触りなさい。信じることが できるならば、あなたの指がわたしのこの手の平の穴に入れられて、もう一度 十字架のあの激痛が走ろうとも、私は構わない。トマス、それよりも信じる者 になって欲しい。」
イエス様は、神を信じない者が信じることができるために、ご自分の復活を 否定する弟子に対しても、神は神であることのプライドも捨てて言われるので す。「トマス、私が十字架にかかったのは、まさにあなたが信じることができる ためなのだ。」
トマスは、イエス様のへりくだる神の姿に出会ったとき、自分の目の前に差 し出された十字架の傷こそ、神を信じないままでいる私の罪のための傷だとい うことがよくわかったのです。目の前に差し出された、あの穴の開いた傷の中 に、自分自身の罪のための傷だということを発見するのです。
今朝もイエス様は私たちに、ご自分の傷跡を差し出しておられます。あなた が信じることができるためなら、十字架の痛みが今一度走ろうとも構わないと おっしゃいます。この十字架の愛を前にして、私たちもまた信じない者になら ないで、信じる者にさせていただきたいと思います。

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