詩篇からみるキリストの受難と神の大きな愛

出演者
福井誠
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min
タグ
  • イースター

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アップロード日
2020.04.08
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[旧約聖書] 詩篇 69篇
放送日
2020.04.08

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「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか、福井誠です。「継続は力 なり」聖書を一日一日と読み進むなら、不思議にも自然に養われるものがあり ます。今日も聖書を開いてまいりましょう。詩篇 69 篇 29 節から、「キリストの 受難と神の大きな愛」と題して、メッセージをお伝えいたします。
「私は苦しんで 痛みの中にいます。神よ 御救いが私を高く上げますように。」 今日はイースター特別番組です。通常ですと、福音書からイエスの十字架の 場面を取り上げてお話しするところでしょうが、今日は詩篇 69 篇を読んでいま す。というのは、つい最近まで私といっしょに詩篇を読み続けたリスナーの皆様は、詩篇が新約聖書と深く結びついていると感じられたことでしょう。 実際、詩篇は、新約聖書に多く引用されており、この 69 篇も新約聖書の著者 ヨハネによって、イエスの十字架の苦しみを語る場面に引用されています。ち ょうどイエスが、十字架の断末魔の苦しみの中で、酸いぶどう酒を受け、「完了した」と語った場面ですが、私はこの詩篇を読むと、イエスの心の内、つまり、 イエスがどんな苦しみを乗り越えたかを考えさせられるのです。というのは、 イエスは逮捕されてから十字架で死ぬまで、ほとんど口を開きませんでした。 弟子たちの誰も、彼の心の内がどうであったと書いている人はいません。
けれども、メシア預言とされるこの詩篇は、イエスが十字架にかかった時の 心の中のつぶやきを考えさせるものですね。例えば、「私は叫んで疲れ果て、喉 が渇き、目も衰え果てました。」また七節、「あなたのことで 私はそしりを受け 恥辱が私の顔をおおっているのです。」そして 17 節、「あなたのしもべに御顔を 隠さないでください。私は苦しんでいます。早く私に答えてください。」20 節、 「嘲りが私の心を打ち砕き 私はひどく病んでいます。」
イエスの十字架は、私たちの罪の身代わりであったと、ひとことで言います が、この詩篇は、イエスの深い心を代弁し、イエスがどんな苦しみを乗り越え たのかを教えてくれます。実にイエスのこの深い犠牲的な愛によって、人は神 と和解し、祝福を受けることができたのです。さらに聖書全体を読んで、イエ スの愛の深さを知っていただきたいと思います。では良き一週を祈ります。

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