暗闇で聴く言葉

出演者
関根弘興
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min

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アップロード日
2026.04.21
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] マタイの福音書 10章27節
[新約聖書] コリント人への手紙第二 12章9節
放送日
2026.04.21

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「世の光」の時間です。お元気でお過ごしですか?関根弘興です。
今日は最初に、イエス・キリストがお語りになったことばを紹介しましょう。新約聖書 マタイの福音書10章27節「わたしが暗闇であなたがたに言うことを、明るみで言いなさい。あなたがたが耳もとで聞いたことを、屋上で言い広めなさい」私たちは時々、まるで、真っ暗闇の、出口の見えないトンネルに入ってしまったような経験をします。それはまさに不安と恐れの経験です。つらい経験ですね。そして、どうすることもできない無力さを味わうこともあります。
でも、イエス・キリストはとても不思議なことを言われました。それは、「その暗やみの中であなたに語りかける」と言われたからです。痛みや苦しみ悲しみ、困難などは、誰もが避けたいものです。遠ざけたいものです。でも遠ざけようとしても襲ってくるのも現実です。でも、まるで暗闇に襲われたような出来事を通らなければ聞き得ないことばもあるのだというわけです。以前にもこの番組で紹介したと思うのですけど、牧師であり、詩人でもあった河野進という方が、今は天に召されましたが、「病まなければ」という詩を書きました。

病まなければ ささげ得ない祈りがある 
病まなければ 信じ得ない奇蹟がある
病まなければ 聴き得ないみ言葉がある
病まなければ 近づき得ない聖所がある
病まなければ 仰ぎ得ないみ顔がある
おお 病まなければ 私は人間でさえもあり得なかった

新約聖書の後半におさめられている手紙の多くを書いたパウロという人がいます。彼は病を背負っていました。それはまるで棘のようにパウロを悩ませたのです。パウロは、何度も何度もその棘を取り除いてくださいと祈りました。パウロの祈りに、キリストはどう答えられたのでしょう。こう書かれているのです。
「わたしの恵みはあなたに十分である。わたしの力は弱さのうちに完全に現れるからである」と。つまり、病は癒やされなかったけれど、その弱さの中で、キリストの力を、働きを、慰めを、支えを知ることになるというのですね。
暗闇で語られるキリストのことばは、後に明るみで分かち合えるものとなっていくというわけです。だからこそ、弱さがあっても私たちは心強く生きていくことができるのです。

コメント

中野周治
『罪があるからこそ救いを赦しを求めるのですね!』

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