葬りの日のために

出演者
板倉邦雄
制作
PBA 太平洋放送協会
再生時間
5min

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アップロード日
2026.03.05
カテゴリ
人物・人生
聖書箇所
[新約聖書] ヨハネの福音書 12章1~8節
放送日
2026.03.05

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「世の光」の時間です。いかがお過ごしですか。板倉邦雄です。
今日は「葬りの日のために」という題でお話ししましょう。今日から新約聖書ヨハネの福音書12章に入ります。12章1~8節です。今日の聖書箇所にはベタニヤ村のマリヤが、自分の家に訪れたイエス・キリストに対して、自分の嫁入り道具のひとつであったと思われる、高価で純粋な香油をイエス様の足に塗り、自分の髪の毛で拭いてあげたという事件が書かれています。
さて、イエス様の一行は過越の祭の6日前に、ベタニヤ村を再度訪れました。病気で死んだラザロがイエス様によってよみがえって、一緒の食卓に着いていたのです。その時です。ラザロの姉妹マリヤは高価で純粋なナルドの香油の入った壺を持ってくると、それをイエス様の足に注ぎ、塗り、自分の髪の毛で足を拭いたのです。すると家じゅうが香料の香りでいっぱいになりました。
しかし、それを見ていた弟子の1人でイエス様を裏切ろうとしていたイスカリオテ出身のユダが言いました。「なんてもったいないことをするんだ。なぜその香油を300デナリ(300デナリは300日分の日当でした)で売って貧しい人たちに施さなかったのですか」彼らがこう言ったのは、貧しい人のことを思いやって言ったのではなく、自分が盗人で、財布を預かっていてその中に入っていた金を着服していたからでした。
しかし、イエス様は言われました。「彼女のするままにさせておきなさい。わたしの葬りの日のために香油を取っておいたのだから。貧しい人はいつもあなたがたと共にいるが、わたしはいつも共にいるわけではない」マリヤの行為は、ラザロが死んでよみがえったことに対する感謝の表われだったでしょう。さらに、直感というものが働いたのでしょうか、もうこれがイエス様とお会いする最後になるかもしれないと思ったのではないでしょうか。ですから、自分の大事なナルドの香油を塗り、自分の髪の毛で拭いてあげたのです。マリヤの涙もイエスの足に落ちていたのではないかと、私は想像したりします。だからイエス様が「彼女のするままにしておきなさい。わたしの埋葬の準備のために香料を取っておいたのだ」と言われたのです。自分の気持ちを共有して、理解してくれるお方がいるということは、なんと幸いでしょう。

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